ベストグループ 見聞会講話集

衣川晃弘大先生「21世紀を幸せに生きる」第7巻より

2015年(平成27年)2月11日 ベストグループ沖縄地区見聞会 ①

皆様、おはようございます。私は小さい時に苦労をしていますから、人の気持ちが分かります。今はもっと人の気持ちが分かります。どうすればその方がもっと幸せになれるだろうかということしか考えていません。私は自分が苦労してきて人の気持ちが分かるから、人を守りたいと思うのです。

では、心が病んだ方はどうすれば良いのですか。体の痛みは誰でも分かります。でも、心の痛みは本人しか分かりません。親でさえも、子供の悩みや苦しみを知っていないのです。体の痛みを癒やす薬や方法はたくさんあります。しかし一時的には良くなっても、人の心を癒やす薬や方法はほとんど無いのです。

私はお金だけが全てではないと思っています。一番大事なのは命であり、人格や人間性だと思って大きくなりました。ですから、幸せになるにはその方法があるはずだと思いました。永遠に幸せになる方法は日本にはなかったけれど、どこかの国にきっとあると思い、私はインドに行きました。

インドの偉大なる御方(おかた)から使命をいただいた時に、「日本人は最初に、深い、深い海の底に一粒の光る真珠を見つけるであろう」と仰いました。「真珠」とは「命」という意味と解釈しました。「深い、深い海」というのは「心」という意味と解釈しました。

二つ目に「人間は体が自分だと思っているから、皆悩み、苦しんでいる。体が自分ではない。命が自分ということを日本に広めなさい」と言われました。

しかし、命が自分だと言われても誰が信じるのだろうか。命は見えることもできず、聞くこともできず、味わうこともできず、触れることもできないのです。命は五感に触れることができないのです。だから、それを言っても今の人は信じるのでしょうか。

三つ目に「数百年後、世界は言うであろう、日本はなんて素晴らしい国になった。数百年後、日本は精神的にも、物質的にもとても豊かな国になった。それは日本人の人格が素晴らしいからだ。そのような人を育てなさい」と仰いました。

 

 

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