衣川晃弘大先生「21世紀を幸せに生きる」第12巻より
2020年(令和2年)3月22日 ベストグループ北関東一日研修 ③
そして、私が三十五歳の時に「今度こそ、社会の役に立つ会社を作りたい。人格の素晴らしい人を育てる会社を作りたい」と思い、販売会社と自己啓発の別会社を作らせていただきました。
社訓は「国家の中堅人財であることを自覚する」と作らせていただきました。企業は人なり。企業の役割とは人を育てることです。立派な人を遺(のこ)すことが企業の役目だと思ったのです。
なぜなら、立派な人を遺さなければ、日本は悪い国になるではないですか。今の私の目的は、日本の未来のために、立派な人財を育てるお手伝いをさせていただくことです。
立派な人間に育って、初めて価値があるのです。その立派な人財とは、命に通じ、真理に到った方です。真理に到った方が、最高の人間なのです。しかし、真理に到るには、真理をお教えする方がいなければ到達できないのです。
「宇宙の全ては、真理によって創られ、真理によって保たれ、真理に溶け込む。この真理は宇宙にあまねく満ちている。」これは、私の愛する御方(おかた)が、肉体をお持ちの時に残された文章の一部です。
つまり、真理の中に宇宙があるのです。宇宙の中のあらゆるものは、真理によって創られ、真理によって維持されているのです。宇宙がなくなったら真理しか残らないのです。宇宙は、最後は真理の中に溶け込むのです。
ですから、真理とは何かを知らなければ、人間は幸せにならないように創られているのです。育ての母が「晃弘、覚えておきなさい。真理を知らずして人にあらず。人は真理を知るために生まれたんやで」と教えてくれた言葉を、今でも覚えています。
だから、真理を否定する人が幸せになるわけがないと思います。私はインドで、この本場仕込みの教えをずっと学んできました。今年は、私がインドへ行き続けて二十八年目に入りました。日数にして二千日以上、インドに滞在してきました。
インドへ遊びに行ったのではありません。インドでは、夜中の二時から夜の八時までずっと、最高の人間になる努力をさせていただきました。そして、今も努力させていただいております。