衣川晃弘大先生「21世紀を幸せに生きる」第12巻より
2020年(令和2年)3月22日 ベストグループ北関東一日研修 ①
皆様、おはようございます。人間は皆、幸せを求めて一生懸命に生きています。では、幸せとは一体、何なのでしょうか。病気になった人にとっては「体が健康になることが幸せ」と思います。では、体が健康な人にとって、幸せとは一体、何なのでしょうか。
「お金持ちになることが幸せ」と言う人もいるでしょう。あるいは、「家族に何も問題がないことが幸せ」と言う人もいるでしょう。しかし、人間は生きている限り、何もないということはあり得ないと思います。
たとえば、家族全員に何もなく幸せということは、一時的にはあるでしょうが、きっと何かが起こるかもしれません。親よりも先に、子供が亡くなることもあるかもしれません。夫婦も、いつ別れる時が来るかも分かりません。父親か母親か、どちらが先に亡くなるかも分かりません。
ですから、いずれ最期は、家族はバラバラになるのです。ですから、家族に何もないということはないと思います。ですから、何が起こっても心が揺らがない人間になることが、一番素晴らしいことだと思うのです。
ベストグループの先輩たちも、最初は皆、心配、不安、恐怖心があったのです。しかし、ベストグループで命や真理について学び、心配、不安、恐怖の心を減らす努力をしています。その結果、心配、不安、恐怖の壁を乗り越えた方が育ってきています。
命や真理という存在には心配、不安、恐怖心がありませんから、命や真理を学び出すと、心配、不安、恐怖心が少なくなってくるのです。
私はとても貧乏な家庭で育ちましたので、心配、不安の心がとても強かったのです。しかし、この世界に来て、心配、不安、恐怖心のない御方に焦点を絞るようになって、心配、不安、恐怖心がなくなってきたのです。
ネガティブな人に焦点を絞ると、ネガティブな心が出てきます。高徳者に焦点を絞ると、高徳者の人格が出てきます。命の存在や創造の主(ぬし)の存在に焦点を絞ると、想像を絶する人格が内面から出てくるのです。
宇宙には、宇宙を維持するための法則が働いています。この宇宙には、あなた方の知らない力が働いているのです。人間にも、人間を維持するための力が働いているのです。
命の存在を信じて、道徳に沿って生きると、人生は繁栄するのです。人間を維持するための力は、あなたの中にあるのです。それが命の御力(おちから)です。
道徳に沿って生きると、命の存在が分かります。命の存在が分かると、真理が分かります。ベストグループでは、道徳と命の尊さ、真理について、皆さんと共に学び合っているのです。